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一般社団法人 学術資源リポジトリ協議会
 
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2021/11/18

REPONサロン第1回座談会

| by Masaharu HAYASHI
 去る10月5日、REPONサロン第1回座談会が開催されました。記念すべき、話題提供者は士別市立博物館・学芸員の中村圭佑さん。北海道士別市における立博物館における資料管理の現状と課題についてご報告頂き、RePoNに対する期待についてもお伺いしました。まず驚いたのが収蔵庫の問題、市内の閉校した学校を利用して、それが5箇所もあるということでした。また、近現代資料はまだ研究が進んでおらず、資料価値を見出すことも困難というのも興味深く思いました。資料の価値を知るには、その資料が何であるかを明らかにしなくてはならず、保管しながら調査をすすめる必要があるのですが、そのためのリソースがなかなか割けない苦しさもあり、貴重な資料が廃棄されてしまっている現状もあるとのこと。民具資料は場所もとるとのことなので、保管とのバランスが難しいのだなとも思いました。その他で、私が興味をもったのは、道内学芸員のMLによる互助ネットワークの存在です。資料についての不明点をMLに投稿することで、不明な資料について質問したり、相談したりすることができるそうです。多様な知識が要求される中で、相互に知識を補いながら、仕事をされているそうです。REPONとして、どう支援していけるのかを考えながら、議論がすすみ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。こうした取り組みを続けながら、REPONの再生について考えていきたいと思います。(林正治)

講演の様子
20:07 | 報告事項